群馬県みなかみ町には、いくつかのダム湖があります。
ここ、ならまた湖は、エンジン付きのボートなどが航行することを禁止したダム湖で、そのおかげで水質も清らかで美しい状態を保った湖となっています。
ダム湖の広さとしては、かなり広大で、湖の奥まで行くと裕に10km以上の距離はあるかと思われます。
この湖は、家族で楽しめるキャンプ場もありますし、カヌーの発着場としても利用されています。
ドローン空撮を志すものとして、もちろん、空撮をするのは必須としても、ぜひカヌーに乗って湖面からの映像美も、空撮映像と組み合わせたいところです。
あまりの広さの湖のため、カヌーでしか行けない場所もいくつもあります。
もちろん、そうした場所こそ、ドローンの出番のような気もしますが、湖の端に行けば行くほど、モニター越しだけでは危険なほど、木の枝が張り出しているところもありますし、また万一伝送が切れて目視外になった場合に、周囲の木々などを考えると迂闊にゴーホームをかけるのも難しい場所も多いです。
ここは、チャレンジではありますが、カヌーにドローンを乗せて移動し、カヌーでしかいけない場所に上陸して、ドローンを使っての撮影を試みたいものです。これは今後の課題ですね。
もちろん、湖面の美しさと、湖面を滑るように走るカヌーの気持ちよさを体感するだけでも、ここならまた湖で過ごす価値があるというものでしょう。
ダム湖の魅力のほかに、もちろんダム撮影も魅力的です。
県内屈指のロックフィルダムである奈良俣ダムは、堤高が157m。そのため、ダム堤から離陸して、ダム側に飛び出した場合、飛行制限を超える高さとなってしまいます。その距離は、ダムから約300m。この距離まで離れても、ダム幅が500m以上あるダムの全貌を押さえることはできません。
この場合は、やはりダムより下からの離陸になります。
そう考えると、このダムの撮影は思った以上に難しい被写体になります。とりわけロックフィルダムは、岩を積み上げた山のようでもあり、それだけで絶景を奏でることはできません。やはり人工物であったり、人物であったり、あるいはダム湖、ダム湖に浮かぶ動体であるカヌーなどと組み合わせた映像で、その魅力を掘り下げていく必要があるでしょう。
奈良俣ダムのたもとでは、ならまたサービスセンターで、ダムカレーをいただくことができます。
これもまた、ダム空撮の楽しみの一つと言えるでしょう。ここでお腹を満たして、もう1フライト。
ぜひ、ここぞという映像を撮影してみてください。
20200719 奈良俣湖でカヌーを楽しむ