那須に愛に鯉 450尾の鯉のぼりの競演
一昨年(2018年)の5月。那須に450匹の鯉のぼりの撮影に行きました。
一昨年は450匹でしたが、昨年は500匹になったようですね。ホームページにも昨年の写真が掲載されています。
「那須ハイランドファーム」ホームページ
https://www.nasu-heartful-farm.com/
(今年(2020年)は、新型コロナウィルスの影響もあり、政府要請に応じて、鯉のぼりの公開は中止となっています。)
鯉のぼりは、雄々しく元気にたなびく姿があってこそ見栄えのするものですが、さて、どの程度の風があればそのように立派に見えるものなのでしょう。
お天気系の各サイトでも解説していますが、ここでは「お天気+プラス」のサイトを見てみましょう。
この記事では、写真入りで鯉のぼりと風速の関係を図解しています。
記事を引用しますと、
風速が2~3メートルほどの弱い風が吹くと鯉のぼりは泳ぎはじめます。そして、風速が5メートル以上と強くなると、鯉のぼりは元気に泳ぐようになりますが、10メートルくらいの強い風が吹くと暴れるように泳ぐことになるので、鯉のぼりはおろしておいた方が安全です。
とあります。
これは、ドローンにとっても微妙な風速です。
鯉のぼりが元気に泳ぐのは風速5m/s以上。
勢いよく迫力ある泳ぎを期待すると、恐らくは6m/s~8m/sくらいはあったほうが良いでしょう。ましてや1本のポールにたくさんの鯉のぼりがあった場合は、相当の風を受けないと美しい泳ぎを期待できません。
このあたりの風の強さを見極めて、ドローンを飛行させます。
また、ドローン撮影で注意したい点は、鯉のぼりをつなげているロープです。
これは、目視でも遠く離れるとほとんど見えません。まずは目視で確認できる適切な距離をもっての撮影を推奨します。
ロープはその鯉のぼりの公開状態によって、張られ方は様々ですので、あらかじめ決めた飛行空域のどの位置にどのような張られ方をしているか、ロケハンをしっかりして位置を確認しておくことが重要です。
そして、補助者を設置できる場合は、補助者に目視確認してもらうことも大切です。
2020年は耐える時期
2020年は新型コロナウィルス拡散防止のため、日本全国で自粛を余儀なくされています。
写真のような鯉のぼりの撮影ができるようになるのは、早くても来年です。
実に残念な思いの2020年ですが、ここで鋭気を養って、来年には日本の素晴らしい風景をお届けできる、そういう日本になっていたいですね。